【ストーリー】
視庁湾岸署管轄内で開催されている国際環境エネルギーサミットの会場で誘拐事件が起こる。数時間後には誘拐された被害者が射殺体で発見されるという事件が発生した。警察が押収した拳銃が使用されたと見られ、全ての捜査情報を文面にて管理官・鳥飼へ報告すること、所轄の捜査員には情報開示されないことが捜査会議にて発表される。異例と言える捜査方針が敷かれる中、第2の殺人事件が発生。さらに、今では湾岸署署長となった真下の息子が誘拐されるという第3の事件までも起こる。青島は疑念を抱きつつも事件解明に向け懸命に捜査するが……。


日本のエンタテインメント作品の代表例『踊る大捜査線』がシリーズの幕を降ろすことになりました。今回が本当のFINALらしく、この作品を観たいという観客が大勢劇場に押し寄せている。休日の早い時間の上映なのにスクリーンは満席状態。公開してから数カ月が経つのにこれは異例なことである。改めてこのシリーズの人気を再認識しました。

作品は青島の活躍を描く中で警察官僚の腐敗がクローズアップされています。今回は犯人逮捕劇というよりは警察内部と敵対する図式となっている。

この腐敗の度合いがひどいものであり、青島を辞職に追い込む警察官僚には腹立たしさを感じるはずだ。

それだけ各出演者のキャラクターが立っており、観客を引き込ませているのだろう。

各キャラクターの結末もちゃんと用意しており、これで終わるのはもったいないくらいだ。
ファイナルとタイトルにも入れているためこれで終わるだろうが、是非続編かスピンオフが作られるのなら作ってもらいたい。